2025年10月 工場見学研修旅行の報告

参加者:20名

10月17日

8時15分岡山西口バスターミナルを出発、9時50分に香川鋳造㈱へ到着。11時40分まで工場見学。

午後15時15分から16時30分まで井関農機株式会社の工場見学。道後館にて懇親会・宿泊。

10月18日

二日目は8時30分出発。JA直売所での買物の後、堀に海水が直接引き込まれた日本三大水城の一つである今治城へ。続いてしまなみ来島海峡遊覧船に乗り、川のように流れ渦巻く潮流を体験。15時、尾道市瀬戸田町(生口島)にある平山郁夫美術館へ。17時40分、岡山駅西口着。

 

香川鋳造株式会社様 工場見学

 会社は、さぬき市志度の丘の上の工場団地の最奥にありました。
 仲井社長のご挨拶のあと、黒田営業部長より香川鋳造の歴史と現状、特に建設機械(クレーン、油圧ショベル部品)、プラスチック射出成形機、産業用ロボット(スポット溶接用)向けの部品製造を軸にしていることなどについて説明を受けました。その後工場見学では、大物用のフラン造型設備・小物製造の生型2ラインや溶解・仕上げなど各部署を回りながら丁寧な説明と案内をしていただき、活発な質疑応答がありました。

 大物用バリンダーでは鋳仕上前にレーザーで寸法チェックをすることで効率的な仕上げを実施していること、また電力コストから溶解鋳造は夜間で行い、昼間は大物造型や鋳仕上を行っているが、夜間電力の安価供給は本年から四国電力では残念ながらなくなったことなどのお話があり、上記3つの分野で高い技術力と効率化を追求されていること、あわせて労働環境対策への取り組みや従業員への福利厚生などを重視しているということでした。

 5Sが行き届いた現場や、若い女性が多く働く新しく明るい事務所、鋳造協会で若手としても活躍している女性専務、定着率高く比較的若い平均年齢など、すばらしい工場運営に大いに感銘を受けました。

 

井関農機株式会社様 工場見学

 井関農機の製造子会社ISEKI M&D様は松山市にあり、井関農機は農機専門製造業としては日本でトップの会社とのこと。2024年7月1日に株式会社井関松山製造所と株式会社井関熊本製造所が合併し、株式会社ISEKI M&Dとなったとのこと。

 工場内では大きな建物の建設工事が行われていていました。10数年前に更新したというカナモリの造型機の約1000㎜x900サイズの鋳造設備では心臓部品であるエンジンやトランスミッション関係部品を鋳造していました。トラクターをはじめとする農機部品の鋳造・歯車類の加工と熱処理・農機の混流組立ラインを見学させていただき、大いに勉強になりました。

 

2日目:今治城・来島海峡・平山郁夫美術館

 今治城は、家康の意を受けて1602年(慶長7年)に藤堂高虎が築城を始めた城であり、城を取り囲む堀に海水を引き、大型の「舟入(ふないり)」を設けてそのまま船で出入りできる城づくりがなされていました。天守閣からの瀬戸内海の眺めは最高でした。 

 来島海峡での小型遊覧船による潮流体験は予想以上のものでした。船が急流に差し掛かると、いたるところで海面が盛り上がり渦巻き始めます。エンジンを止めると船体はぐ~っと回転するように潮に流されていきます。

 世界初の三連吊橋である来島海峡大橋の一直線の伸びる橋と立ち上がる白い主塔、そこから扇状に広がる無数の白いケーブル、そして巨大なコンクリートのアンカーレイジなど、海峡大橋をくぐりぬけながら見上げる景色は見事でした。また遠景も大変素晴しく、感動的でした。

 平山郁夫美術館では、平山郁夫氏の幼いころからの絵を含め、シルクロードの代表的な作品、寺院遠景を描いた作品などを堪能することができました。また同時に展示されていた田淵俊夫氏の作品も大変心惹かれるものでした。