2024年9月 北九州企業見学会・研修旅行

スケジュール概要 参加者29名

10月13日 8時9分岡山駅発、10時20分戸畑鉄工㈱着工場見学、13時30分より安川電機みらい館・第1工場の見学、日田温泉にて懇親会・宿泊

10月14日 8時50出発、日田市豆田町散策、別府ロープウェイ(鶴見岳)、かまど地獄(見学)、17時40分岡山着

戸畑鉄工株式会社様見学(10:20~11:50)

戸畑鉄工様では、安田社長による説明の後、2班4グループに分かれて第1工場から第6工場まで案内していただきました。工場では、大型鋳物とそれに対応する電気炉、そして精密鋳造の現場まで、整理整頓が行き届いた現場を拝見することができました。 戸畑鉄工では、現社長就任後に顧客の製造方法革命でメイン品種が不要になるという危機を乗り切るため大規模設備への更新を行い、また受注も新規分野の産業機械から船舶、上下水道、精密鋳造と一つ一つチャレンジしながら製造の幅と質を高めてこられたことを知りました。見学を終え、名刺交換と質疑応答の時間を取っていただき、また、皆さんと集合写真を撮ることができました。

株式会社安川電機様見学(13:30~15:00)

安川電機様企業見学では、見学希望が多いなか調整等の対応をしていただき、この日の見学が可能となりました。当日は2班に分かれ、ロボット展示のみらい館と第1工場を案内・説明していただきました。「安川電機においても、ロボットの製品を鋳造の現場に納入し始めています」との説明があり、今後の鋳造業の現場を予感させるものでした。また、第1工場ではロボットと人の共同作業でロボット組み立てを多くの女性が担当しており、このことも印象的でした。

 

 

宿泊した日田温泉での懇親会は、地元のホステスさん6名と共に楽しく過ごせ大変盛りあがりました。ホテルのすぐ前にはみくま川が流れ、川下にある堰により幅100mほどの湖のような川面が広がっており鵜飼もここでおこなうということで、なかなかの眺めでした。

翌日は、江戸時代の天領日田の面影を残す豆田町を散策。どこか天領倉敷と似た風情もありました。訪ねた広瀬家は天領日田の掛屋八軒士の一つで、天領17万石の年貢を預かり運用の委任を受け九州一円をカバーするような金融と総合商社の役割を果たし、一方その財力を利用して全国の有意な学生を集めた教育を行った広瀬淡窓の塾「咸宜園(かんぎえん)」を運営し、江戸期幕末から維新の偉人を輩出していたことを知り驚きました。

天候に恵まれた旅行でしたが、次の訪問地別府ロープウェイでは唯一雲中の景色を楽しみ、晴天回復の別府のかまど地獄では6丁目までの多彩な「地獄」を見学し、蒸気などで蒸かした温泉卵も味わえました。「湯の里」では、ミョウバン採取を行う藁葺き小屋がたくさんあり、地中からでてくるミョウバンを霜柱のように結晶させて採取するところを見学し、昼食もいただきました。

今回の見学会には29名ものたくさんの方に参加していただき、新しい知見を得るとともに、組合員と賛助会員の方々とのより一層の交流と親睦を図ることができました。

ここに改めて参加いただいた組合員・賛助会員や、今回の企画と添乗にご協力頂いた岡山交通様、模範的安全運転してくださった西鉄交通など、皆々様のご協力に心より感謝申し上げます。